「2017年本屋大賞」(同賞実行委員会主催)に、恩田陸さん(52)の直木賞受賞作「蜜蜂と遠雷」(幻冬舎)が選ばれた。直木賞とのダブル受賞作は初めてで、4月11日に東京都内で開かれた贈賞式は、大きな盛り上がりを見せた。しかし、本屋大賞はそもそも「打倒!直木賞」をかけ声に始まった賞ではなかったか。「賞が成長した証」「知られていないけれどおもしろい作品を選ぶべきだったのでは」。今年の結果には賛否の声も飛び交う。そもそも「本屋大賞」とは?
「14回を迎えるにふさわしい、新たな一歩を踏み出す作品が選ばれました」。実行委員会の浜本茂理事長のこんなあいさつで始まった11日の贈賞式。「蜜蜂と遠雷」の受賞が発表されると、直木賞との2冠に会場は大きな歓声に包まれた。受賞作は、国際ピアノコンクールを舞台とした青春群像劇。昨年9月に発売され、今年2月の直木賞受賞を受け30万部まで増え、本屋大賞に決まったことで累計発行部数は50万部に達した。
恩田さんは「直木賞を受賞した時点で、本屋大賞はもうないと思っていました」と感慨深げに語った。恩田さんがこう話すのには理由がある。本屋大賞は2004年に直木賞への対抗軸として誕生した賞だったからだ。大衆文学に与えられる直木賞は、純文学を対象とした芥川賞とともに最も権威ある文学賞に位置づけられている。
02年下半期の直木賞は、横山秀夫さんの「半落ち」など名だたる顔ぶれの作品が候補にあがりながら「受賞作なし」に終わった。これを受けて書店員が奮起した。出版不況のなか、本を売る機会が失われたことに対し、「本や、読者をよく知る書店員が出版業界を盛り上げていこう」と直木賞へのアンチテーゼとして始めた。
芥川・直木賞を主催する日本文学振興会は文芸春秋社と関係が深い。これに対して本屋大賞は、出版社との関係は薄く、書店員有志で作る実行委員会が運営し、自分たちが売りたい本を選んでいる。
受賞作は投票で選ばれる。1次選考で3作を選び、得点が多かった上位10作が2次選考に残る。投票者は10作を全て読んだ上で、順位を付けて3作に絞り込む。今年は全国から約560人の書店員が一次選考に参加した。
04年の第1回大賞の小川洋子さんの「博士の愛した数式」(新潮社)や、第2回(05年)の恩田陸さんの「夜のピクニック」(新潮社)は、本屋大賞に選ばれて注目を集めた。第6回(09年)には、多くの作品が映像化されている湊かなえさんのデビュー作「告白」(双葉社)が大賞に選ばれている。
作家や文学者が選考委員となった権威ある文学賞とは一線を画す作品を選ぶ、本屋大賞の独自性を評価する声は少なくない。それだけに、今回直木賞と同じ作品が選ばれたことについて懸念の声も聞こえてくる。専修大の植村八潮教授(出版学)は、賞が曲がり角を迎えているのではと危惧する。
「賞の成り立ちやこれまでの受賞作品から、本屋大賞には、ベストセラーではなく、あまり知られていないけれどおもしろい本の発掘が期待されていた。直木賞とのダブル受賞によって、本屋大賞への関心が薄れていく可能性があるのでは」
毎日新聞は東京本社発行(最終版)の社会面トップで、今年の本屋大賞の記事に「本屋大賞 権威化?」の見出しをつけた。しかし、実行委員会の浜本茂理事長は胸を張る。
「本屋大賞も14回を迎え、当初の設立経緯を知らずに投票する書店員も増えてきたのではないか。結果として直木賞と同じ作品になったが、賞が成長してきた証だと思う」
実際、この14年の間に、本屋大賞の存在感は高まり、贈賞式にはメディアが殺到するようになった。書店では大賞発表に合わせ、候補作品が山積される。第8回(11年)の東川篤哉さんの「謎解きはディナーの後で」(小学館)や第11回(14年)の和田竜さんの「村上海賊の娘」(新潮社)などは、本屋大賞受賞後に大幅に重版され、それぞれ100万部を超えるベストセラーとなった。最終的に作品の得点と順位が発表されるため、「書店が作品に優劣をつけるべきではない」(書店関係者)という否定的な声もあるが、出版科学研究所の久保雅暖研究員は評価する。
「メディアの後押しもあり、賞としての規模も影響力も大きくなってきた。本が売れない時代に、書店に足を運ぶきっかけ作りになっているのではないか」。転機を迎えた本屋大賞。長引く出版不況のなかで、存在感を発揮し続けることができるのか、引き続き耳目を集め続けるだろう。
出典:https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170425-00000532-san-cul
本屋大賞と直木賞がダブルことへの意見
2017/04/25 16:14
芥川賞や直木賞受賞作品は本屋でパラパラ見るけど、本屋大賞受賞作品もパラパラ見るけど、だいたいレジに直行しているもんな。
2017/04/25 16:28
もともとは本屋大賞と似た作品が選ばれてもおかしくない.
直木賞が健全化してきたのかもしれない.いままでは読まれない大衆文学?を選んでいた気がしますしね.
直木賞,芥川賞では,百田尚樹氏の著作「海賊と呼ばれた男」は選ばれなかったでしょ?.
2017/04/25 19:32
賞が賞を『打倒する』って、どういうこと?意味不明。
2017/04/25 19:47
続けてください。
2017/04/25 19:50
2017/04/25 19:50
アマゾン大賞も欲しいところだ。
2017/04/25 19:52
2017/04/25 19:54
2017/04/25 19:55
最近はあてにならない
2017/04/25 19:58
私は本屋ちゃんではないので、この結果に異論はありませんが。
2017/04/25 19:58
2017/04/25 19:59
2017/04/25 20:04
それよりも雑誌や出版社の編集者が選ぶ作品のほうが、精通しているだけに信頼できる。
本は売れればいいってもんじゃないでしょう? 本を娯楽扱いしては困るなあ。本というものの原点にもどってください。
2017/04/25 20:06
2017/04/25 20:08
2017/04/25 20:08
でも色々な意見が出るのもいいことなのかもね
2017/04/25 20:09
2017/04/25 20:13
受賞が重なれば重なるほど抜きんでた作品とも言えるが(そこに恣意が入らなければだが)
2017/04/25 20:13
2017/04/25 20:14
2017/04/25 20:15
2017/04/25 20:21
2017/04/25 20:22
面白くない本をゴリ押しされるよりは良いのでは⁇
2017/04/25 20:25
2017/04/25 20:27
そうは思えないけどね。
2017/04/25 20:28
2017/04/25 20:29
狂った小娘が書く作中に一行たりとも出てこない文章が凄いとはやしたてられて周りに擁護され小説家に祭り上げられるってだけの内容の漫画もこの漫画は凄いって取り沙汰されてたな
作中に一行たりとも出てこない文章を周りがありがたがるのが意味不明だったが
2017/04/25 20:29
ないでしょ。
寧ろ他の賞で選ばれたからと意図的に選外にする方がダメ。
まあ、出来レースじゃなくてちゃんと選考していることが
前提ですけどね。
2017/04/25 20:30
2017/04/25 20:31
2017/04/25 20:32
2017/04/25 20:32
2017/04/25 20:32
2017/04/25 20:32
2017/04/25 20:32
>賞が成長してきた証だと思う
逆でしょう。
存立の意義を見失った。これじゃあやっててもしょうがない。
2017/04/25 20:34
信用を失ってますます本が売れなくなると思う。
2017/04/25 20:34
2017/04/25 20:34
だだそれだけ。
2017/04/25 20:34
2017/04/25 20:35
自分達の存在意義を捨てちゃってどうするの?
商業的に大きく立派になった本屋大賞に「あーつまんねー」の言葉を送ろう。
まぁ、でも恩田さんだしなぁ。凱旋の本屋大賞、応援してた店員の気持ちはよーくわかる。今回だけは多めに見てあげようか。
2017/04/25 20:35
つまらんものになっていくという、よくあるパターン?
2017/04/25 20:35
2017/04/25 20:35
書店員が「売りたい」本と、選考会がそろそろ直木賞に恩田陸を「選びたい」と思っている中で「直木賞にふさわしい」本が出た、そのタイミングが重なった結果。
仕方ないかな。文句なしに面白かったし。
本屋大賞も始まって最初の数回はともかく、最近は最終候補を見るだけでどれがとるかわかってしまう。
選考の仕方をかえる時期にきているのでは?
2017/04/25 20:35
いいんじゃないのかな。。。
2017/04/25 20:35
2017/04/25 20:36
2017/04/25 20:36
2017/04/25 20:36
それからあんまり本屋大賞はあてにしなくなった
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