日大山形にリアル殿馬！父・薫が「ドカベン」より命名！

山形は２回戦６試合が行われ、今夏の甲子園に出場した日大山形が、羽黒に３―２で逆転勝ち。１―２の９回２死一、三塁で１番・高橋殿馬三塁手（２年）が決勝の２点三塁打を放った。

日大山形が「あと１人」のピンチから、試合をひっくり返した。１―２の９回２死一、三塁。高橋は初球の真ん中高め直球をとらえ、逆転の左越え２点三塁打。決勝点をたたき出し「深く考えず、初球を仕留めてやろうと思った」と胸を張った。

新チーム初の公式戦で苦しめられた。序盤にミスが目立ち、追い掛ける展開が続いた。それでも先発左腕・近藤皓介（２年）が４安打２失点（自責０）完投。初回にも右翼線二塁打を放った高橋は「皓介が粘っていたので、助けたかった。最後まで諦めなかった」と４打数２安打２打点の活躍。エースの力投に応えた。

「殿馬」は、父・薫さんが好きな野球漫画「ドカベン」の登場人物から命名。「岩鬼」も候補だったという。４歳上の兄も、漫画「魁！男塾」の主人公・剣（つるぎ）桃太郎から「剣」と名付けられた。

「ドカベン」では、殿馬は曲芸のような“秘打”が有名。高橋は「小学校の時、グリップエンドでバントする練習をしたことがある」というが、奇抜な打撃は封印。この日は流し打ちでレフトの頭上を越え、チームを勝利に導いた。荒木準也監督（４５）も「崖っ縁の所で、高橋が救ってくれた。よく打ってくれた」と、目を細めた。

今夏の山形大会はベンチ入りしたが、甲子園ではメンバーを外れ、ボールボーイを務めた。「先輩たちが（昨年）秋から春、夏と（県大会で）連覇した。自分たちの目標はそれを続け、甲子園に出ること」と高橋。来年こそ聖地で活躍することを夢見て打ちまくる。

出典：https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170919-00000239-sph-base

日大山形のリアル殿馬が話題