火星に対し、親近感は湧いていますか!?我々地球人にとって火星は非常に身近な星と言えます。そして、地球によく似た惑星なのです。似ているということは火星移住計画が存在する理由の一つになりうる訳です。
見た目は全然違うじゃないか!
っと思う人も多いかもしれません。しかし、それはあなたが見た目だけで判断しているからなのです。実は地球と火星には共通点が多く存在するのです。
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火星と地球が似ている点と違う点
似ている点
- 地球と同じように四季が存在する(太陽の周りを1周するので各四季の長さは2倍)
- 1日が24時間37分と地球とほぼ同じ自転スピード
- 地下に氷が存在している
異なる点
- 気温が -140℃〜 -60℃
- 地球の半分のサイズ、重力は3分の1
- 二酸化炭素が90%を占める世界
待て待て!似ている点より違う点の方が圧倒的に多いじゃないか!
との声が聞こえてきそうですが、他の惑星に比べこれでも圧倒的に似ているのです。何が似ているかと言うと、人類の手でなんとか変化させることが出来る部分がほとんどということです。
金星なんて硫酸の雨が降っているという非常に過酷な環境にあることに比べれば軽いもんな訳です。つまり、火星のすごいところはテラフォーミング(地球化)が出来るというところにあります。
要するに、火星を地球と瓜二つの惑星に作り上げてしまうことが出来るのです。公転速度や自転速度、太陽との距離は変えることは出来ませんが惑星の環境は変えることが出来ます。
詳しくは次回の記事でお話したいと思いますが、火星は地球にそっくりな惑星に生まれ変わらすことが出来る可能性の最も高い惑星ということです。
火星移住計画の理由に迫る
少し火星の前置き情報が長くなってしまいました。本題である火星移住計画が存在している理由についてお話します。
これは簡単な理由です。
地球の寒冷化や人口急増などの理由も囁かれていますが、一言で言うと・・・・
人類存続のリスク分散と人類の好奇心
の他に何もありません。
株の投資だってそうですよね。一つの株だけを信じて持ち続けるでしょうか?中にはそんな方もいらっしゃる方もいるかもしれませんが、多くの人は様々な株式に分散投資をするはずです。これは1つのもの(地球)だけに頼るのは危険だという人間の本能によるものです。
また、好奇心とはあなたにも旅をした経験ががあると思いますが、その時抱くワクワク感、それは人類誰であれ持っているものなのです。好奇心が無ければ今の人類の文明は無かったでしょう。
その二つが人類が火星を目指す理由です。
面白いデータがあります。
オランダの非営利団体「Mars One」が火星に行きたい人を調査
2025年までに火星に行く計画を立てており、実際に参加希望者を募りました。そうしたところ20万人の人間が立候補したといいます。
まだ帰ってこれる旅であればその気持ちも分かりますが、片道切符というんですから非常にリスクの高い旅になることでしょう。
つまり、これも参加者(人類)の好奇心によるものだと言えるでしょう。
火星移住計画の問題点に迫る
では、火星移住計画を実行するとしましょう。しかし、そこには大きな問題がたくさん存在します。
まず、火星で生き抜くためには食料の調達がかかせません。
しかし、地球から火星までは1グラムに材料を送るのに3万円も費用が発生すると言われています。つまり、数十人を送り込んだとしても莫大な費用が掛かってしまうのです。
その他にも現在の火星はマイナスの世界です。人類は火星に着陸した宇宙船の中だけで生活をしなければいけません。果たして、そんな環境で人類が何十年も生き延びることが出来るのでしょうか?
また、テラフォーミング(地球化)を行うにしても100年は必要と言われています。2025年に人類が火星に行けたとしても人類が住める世界になるまではまだもっと時間が掛かるということになります。
これらのことを考えても今の技術では片道切符の旅しか出来ない訳ですから、骨を火星に埋める気持ちでしか行く事が出来ないということが何よりの問題点であると言えるでしょう。
最後に
このように火星は非常に魅力的な惑星です。あと100年後には人類の第二の故郷になっているかもしれません。
今生きている私たちが直接見る事は出来ないとは思いますが、我々の孫の世代では「ちょっと火星に旅行行くね!」なんて会話がされているのかもしれません。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
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