みなさん、イヌサフランをご存知でしょうか?
ギョウジャニンニクと非常に似ていることからよく間違えて食べてしまい、死亡する事例が後を絶ちません。
6月23日の今日も宮城県で事件が発生しました。80歳の男性がギョウジャニンニクと間違って食してしまい亡くなってしまったようです。
今回は間違って食さないように正しい知識について解説していきたいと思います。
ギョウジャニンニクがそもそもなにか分からない方もいらっしゃるかと思いますので、簡単にご説明しましょう。
Contents
ギョウジャニンニクとは!?
ヨーロッパで身近で食物として扱われており、非常に強いニンニク臭を放つ食べ物であります。非常に高価な食べ物で、あまり流通していることはないことから知らない人も多く存在します。
主に寒い地域での栽培に限定されます。
そして臭いが強烈すぎて、動物が食べてしまうとその動物の肉や乳にまで臭いがついてしまう程の強烈なニンニク臭を放つ食物であります。
見た目はこんな感じ!
ちょっとニンニクとは見た目が違いますよね。
では、本題へ入ります。
このギョウジャニンニクに非常に似ているとされているのが、今回問題となっているイヌサフランです。
イヌサフランの特徴について
イヌサフランは園芸植物として非常に多く、市場に出回っています。多くの人はそれほど強烈な毒を持っていることを知りません。
そして何より、見た目が非常にギョウジャニンニクと酷似しているのです。
その見た目がこちら!
どうでしょう?似ていませんか?
真横に並べると違いには気づくのですが、実際植えられているのを素人が見るだけでは間違えてしまいます。
よくあるのがギョウジャニンニクと思って花屋で購入し、それを庭で植えて栽培し、食べれるものだと思って、食すと実はイヌサフランだったというケースです。
ギョウジャニンニクとイヌサフランの見分け方
では、実際にどのように見分けたらよいのでしょうか?
葉の大きさ・形を確認
ギョウジャニンニクは多くの場合、大きな楕円状の形状をしてたくさんの葉を生やします。一方、イヌサフランはしっかりとした葉を生やし、形も尖った形状をしています。
臭いの確認
一番大事なのはこれ!臭いの確認です。先ほどより解説している通り、ギョウジャニンニクは強いニンニク臭がします。牛が食べるとミルクにまで臭いが付く程ですから嗅いだら確実に判別がつきます。
最後に
今回はギョウジャニンニクを間違え易い植物に例を挙げましたが、球根はタマネギやにんにくとも酷似しており、非常に危険なものです。実際、どの場合もイヌサフランに関してはニンニクはありませんので、その臭いを嗅ぐというのが非常に重要です。
また、自信が無い植物を食すのはやめましょう。
私自身よく栽培を行うので、庭に生えたものをついつい食べてみたくなるのですが、必ず正しい知識を学んでから食すようにして下さいね。
では、今日はこの辺で。
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