宮里藍が涙？18番で見せ場！引退前の最終戦で見せた感謝の気持ちとは？

周辺を埋めたギャラリーから大きな拍手を浴びながら、宮里藍が最終18番（パー4）のグリーンに迎えられた。前日誓ったように、笑って終われるのか。まずは第3打のショートアプローチ。ピンの脇をすり抜け約4メートルもオーバー。ここで集中力を研ぎ澄ます。「しっかり入れたい」と、これを沈めてパーセーブ。笑顔がはじけた。

引退前の国内最終戦となるかもしれない節目の大会。この日も9000人以上が集まった。熱い視線に応えるフィニッシュ。同組の成田美寿々は「最後にあれを入れるんだろうな、と見ていて思った。スーパースターだから」と舌を巻いた。

グリーンを後にする際、目頭を何度も押さえた。涙の理由は「感謝の気持ち。思っていた何十倍も多くの方に見に来ていただき、こんな幸せはない」。実は朝から、こみ上げそうだったという。「でも、ティーグラウンドに行くと切り替えられた」。プロゴルファーの顔になる。日本女子プロゴルフ協会の小林浩美会長も「いつもと空気が違う中でも、グッと一点を見ていた」と感心する。

ボギーが先行したが、後半は10番と12番で会心のチップインバーディーも。ホール間の移動中には、小声で「藍ちゃん、頑張って」と声を掛けた少女に、大きな瞳をチラッと向けてほほ笑んだ。

通算2アンダー。「4日間を通し冷静に回れたことは、自分でも評価できる」。満足そうだった。

出典：https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170611-00000074-jij-spo

宮里藍に対する感謝の声が集まる！