ドラマ「Chef ~三ツ星の給食~」で話題を呼んでいる鴨のコンフィについて今回は作り方をご紹介していきます。
鴨のコンフィといえば星野光子が作る代表作と言っても過言ではなく、クビにされてしまったラ・レーヌでもメインの料理としてお客様に愛されている料理です。(ドラマ上の話)
そんな鴨のコンフィって普段の私たちの生活にはあまり馴染みがありませんが、実はそれほど難しい料理ではなく、気軽に美味しく作ることが出来るのをご存知だったでしょうか?
そもそもコンフィとはどういう意味なのか?
そこから今回は解説をしていきます。
鴨のコンフィのコンフィとはどういう意味?!
「コンフィ」とは鴨肉や鶏肉、豚肉、などに塩をすり込み、たくさんの油脂の中で低い温度でじっくり加熱した料理のことを指します。
つまり、焼く訳ではなく、油で煮るといったイメージです。
特に臭いに臭みが出やすい料理に向いています。今回ご紹介している鴨肉は独特な臭みを持っていることからこの調理法が最適なのは言うまでもありません。
また、油で煮ることによって他のメリットも存在します。
それは保存期間が伸びるという点です。
元々フランス発祥のこの料理方法は冷蔵技術がなかった時代にいかに食材を腐らせずに保存できるかという観点から生まれたものです。
塩を大量に刷り込み油でコーティングすることで長期間の保存が可能になったのです。
また、他にも果物でもこのコンフィという用語は使用されます。果物の場合、塩ではなく、砂糖をすりこませます。
フランスではオレンジのコンフィが有名です。
コンフィのメリットは!?
ではコンフィをすることのメリットは何があるでしょう。
上記にあるメリット以外にもメリットは多く存在します。
例えば、肉がホロホロに仕上がるという点です。低温の油でゆっくりと煮ていくことから柔らかく、ホロホロとした食感に仕上げることが出来るのです。
また、味がしっかりと中までしみ込み素材の味をたっぷりと楽しむことが出来ます。
その他にも調理法は意外と簡単ですから手軽に本場、フランスの味をご家庭で引き出すことが出来るのです。
では、具体的な作り方をご紹介しましょう。
鴨のコンフィの作り方
材料
- 鴨肉 2〜3本
- にんにく 1カケ
- 塩 大さじ3
- グラニュー糖 大さじ1
- コショウ 小さじ1
- 赤ワイン 300cc
- ラード・鴨油・サラダ油 適量
作業手順
1、鴨肉をボールに入れ、ニンニク、塩、コショウ、グラニュー糖を刷り込ませる。
2、鴨肉がすべて浸かるくらいにワインをそそぐ。(この状態で冷蔵庫にて1日保存する)
3、続いてラード・鴨油・サラダ油を合わせた油に鴨肉を入れ、80度の温度で2時間煮る。※予算の関係上ラード・鴨油が入手出来ない場合はサラダ油で代用する。
4、鍋から取り出し、フライパンで油をひかずに焦げ目を付ければ完成!
いかがでしょう?それほど難しいことはなく、簡単にフランス本場の味を再現することが出来ます。
ドラマ「Chef ~三ツ星の給食~」を見ながら一緒に食べてみるのも面白いかもしれないですね!
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