ゆとり世代の特徴とは!?仕事での長所に迫る。

ゆとり世代という言葉も年々と馴染んできました。しかし、よく聞くゆとり世代というフレーズは何を表しているか具体的にあなたは説明出来ますか?

 

なんとなくイメージは出来るけれど、具体的にどういうものか説明しろと言われたら難しいのではないでしょうか?

 

サラリーマンであれば周りに何人かはゆとり世代と呼ばれる世代に生まれた後輩がいることでしょう。

 

今回はそんなゆとり世代について解説していきたいと思います。

 

ゆとり世代とはどの年代?

 

ゆとり世代とはゆとり教育を受けた1987年4月から2004年4月生まれの人を指します。

 

年齢でいうと12歳〜29歳の人たちのことです。

 

しかし、途中から「脱ゆとり」の方針をとってきたため、コアなゆとり世代と呼ばれているのは19歳〜29歳の人たちでしょう。

 

つまり、大卒で会社に入社することを想定したとするならばまだあと3年程はコアなゆとり世代が入社してくることになります。

 

ゆとり世代の主な特徴について

 

では、ゆとり世代の特徴について解説をしていきます。

 

学力が低いケースがある

 

今まで土曜日が普通に学校のあった世代と異なり、完全週休2日に移行し、絶対的な勉強時間が減少しました。

 

また、有名なのは算数で必要な円周率を出す際に係数が3.14から3に変更(省略)されて教育される等の簡略化が進みました。

 

この結果、世界的な数学の学力ランクも1位から10位と大きく下がりました。

 

しかし、これらは頭が悪いのではなく、そのようにしか教わっていない訳ですからあくまでも学力が低いだけと言えるでしょう。

 

付き合い酒等、会社の行事に参加しない

 

これもよく聞く話ですが、会社の行事毎には非常に消極的になっていると言えます。昔であれば、会社は家族として考えられており、プライベートな時間も会社の人たちとゴルフや飲み会など、交流があったことが多かったのですが、今の若者はその考え方には合わないようです。

 

しかし、これに関してはゆとり世代が悪い訳ではなく、時代の流れと共に世間の考え方が変わってきたことが主な要因と言えるでしょう。

 

そして、プライベートも会社と付き合わなければいけないというルールはありませんので、一概に悪いこととは言えないでしょう。

 

仕事を長く続ける気がない

 

実際に新入社員の周りの人に本音を語ってもらいましょう。多くの人が一生、その会社で働く気がないと思っている人が大多数をしめています。

 

今やっていることは今後のキャリアアップのためであり、一度会社に入ったら骨を埋めるまでその会社で働くといった考え方は今はほとんどなくなって来ていることに驚かされます。

 

ストレスによる耐性が弱い

 

今の40代や50代でバリバリ働いている方なら会社で何度も起こられ辛い思いを経験されてきたことでしょう。しかし、このゆとり世代は怒られるということについて非常に苦手で、その耐性がありません。

 

実際、学校教育も大きく変化し、昔であれば先生のいうことは絶対であり、殴られるなんてことは日常茶飯事に起こっていました。しかし、今の時代、少しでも先生が手をあげることがあればすぐに親が学校に連絡し、子供を守ることでしょう。

 

このように怒られるということに対して慣れておらず、耐性が非常に少ないのです。

 

マニュアル人間である

 

これは会社という組織にいる以上、ある程度上司の指示の元動くのは当然です。しかし、言われた通りにしかやらず、自分で考えることを放棄しているケースが非常に多く散見されます。

 

じゃぁ、ゆとり世代は全く考えないのかというとそうではありません。プライベートのことには一生懸命考え、よりよい生き方を模索しています。

 

つまり、彼らにとって会社の立ち位置が40代、50代の方とは少し変わって来ていると言えるでしょう。

 

ゆとり世代の長所

 

どちらかというと悪い面を解説してきましたが、長所も存在します。

 

長所をいくつか考えていくと欧米諸国の考えに近づいているような印象を受けます。

 

では、実際にみて行きましょう。

 

人と適度な距離を保ち観察力に長けている

 

ゆとり世代の多くは少し、周りの人間(特に会社の人間)とは一定の距離を置き、第三者的な視点で物事を観察しています。

 

その観察力から冷静な判断が生まれ、会社の利益に導くこともあるでしょう。

 

いわゆるなぁなぁな関係をこよなく嫌う世代とも言えるでしょう。

 

自分は自分と割り切って物事を考える

 

みなさんは隣の誰々ちゃんがこのおもちゃ持ってたから私も欲しい!と親に強請った経験はないでしょうか?

 

日本人の悪い所は人がやってたら自分もやらないと仲間はずれにされたりすることを恐れ、本当に望んではないけれど、周りに合わしてしまう傾向にあります。

 

今のゆとり世代はその傾向が弱まっており、自分は自分!と考えれる人が増えているのです。

 

これは欧米諸国の考え方と似て来ている気がしますよね。

 

柔軟な対応が出来る

 

昔に比べ、頑固な人が減少しました。頑固というのは自分の信念を持って行動し、時には良い面もあるのですが、間違っていると自分で分かっていながらもその非を認めないことです。

 

今のゆとり世代は頑固な考えの人は少なくなり、相手の意見も尊重して聞き入れる傾向にあると言えます。これはゆとり世代に出来る大きなメリットとなるでしょう。

 

まとめ

 

如何だったでしょう?

 

今のゆとり世代がなんとなく何を考えているか分かりましたでしょうか?

 

一概にゆとり世代が悪いという訳ではなく、時代の流れによって変化してきているのだと理解した方がスムーズに受け入れることが出来ることでしょう。

 

いつの時代も日々変わってきました。あたなが若い時も2まわり程年配の方からしたら大きな違和感がいくつもあったことでしょう。

 

ゆとり世代はダメだ。と一言で片付けるのではなく、一度真剣に向き合ってみてはどうでしょう。

 

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。